最後だとわかっていたなら | 西田書店~本屋には新しい人生が転がっている~

最後だとわかっていたなら

たしかにいつも明日はやってくる。

でももしそれがわたしの勘違いで

今日ですべてが終わるのだとしたら、

わたしは今日、どんなにあなたを愛しているか、伝えたい。


そして、わたしたちは、忘れないようにしたい。

若い人にも年老いた人にも、

明日は誰にも約束されていないのだということを。


~~~書籍より一部抜粋。


9.11同時多発テロのあと、

ネット上で話題が沸騰した詩の書籍化。

この本を読むと、

大学4年生のときに出会った人のことを思い出す。


1998年8月のエコリーグ全国ギャザリング

長野県美麻村という美しいところで行われた大会で、

僕は生まれてきた意味を知った。

「いま。ここにいるために。」


心から語り合える仲間に出会った。

時間を共有できることが幸せに思った。


その夜。

午前3時過ぎ。

ひとつの部屋に3人が集まった。


ひとりの人が言った。

「もし今日医者に行って、あと2日の命だと宣告されても、

昨日と今日と明日が何も変わらない、そんな生き方をしたい。」


そんな生き方を今でもしたいと思っている。

それを忘れそうになったら、この本を開こう。


最後だとわかっていたなら/ノーマ コーネット マレック
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