種をまく人 | 西田書店~本屋には新しい人生が転がっている~

種をまく人

「まきどき村」のネーミングの由来となった小説。

塩見直紀さんコレクションのひとつです。


舞台はアメリカ。

人種の異なる人たちが住む地域。

ゴミ捨て場となっていた空き地に、

女の子が3粒のマメの種を蒔いた。


空き地はいつしか、

ゴミがなくなり、菜園となり、

そこに集まる人々は家族のように

なっていきました。


この本は小説でありながら、

「畑の持つ力」について、

大きな可能性を感じさせる本でした。


少女が蒔いたのはたった3粒のマメの種でした。

しかし。

そのマメの種が、人種の壁を超え、

あたたかな地域社会を作っていった。


まさに「新しい時代の種」「新しい社会の種」だったのです。

自分もこんな種まきをしたいと心から思いました。


いま。

種を蒔かなければ。

という思いを込めて「まきどき村」を命名しました。


思い入れのある本です。


種をまく人/ポール・フライシュマン
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「1粒のマメの種にも、新しい時代の可能性が詰まっています。」